Dreams Come True②

「自分でアレンジした楽曲をコンクールに出す!」と宣言したさやこさん(Dreams Come True①
これまでひとり心で思っていただけだったけど
仲間に話して励ましの言葉をもらったからにはやるしかない!
結果はどうあれやってみよう!と決意新たにしました

とはいえ…
家事は全部自分がやらなければならないし
ピアノの指導は続くし、親の介護もある
生活は変わるわけではありません
もう明日にしようと思うことが多くなります
3ヶ月ほどの創作活動と演奏練習が続きました

そんな中で友人と話していたときにちょっとしたヒントをもらいました
「この時間は私に構わないで!」という時間を作ることです
これまでそんなことを考えたこともありませんでした
が、が、が…
思い切ってご主人に話してみました
す、すっ、すると…「あぁ、いいよ、分かったよ!」
と、私の緊張感と不安をよそに
何の躊躇いもなくカラっとした一言をニコッとした笑顔とともに返してくれました
涙が出そうでした!
40年というご主人との様々な時間が頭の中と心の中で一気に通り過ぎ
喜びと感謝に変わっていくのを感じました
一日1時間でも没頭できる!
改めてやるしかない!という意を強くしました

とはいえとはいえ…
たくさんの期待や励ましに
ワクワクよりドキドキが大きくなってしまうこともありました
(まるでオリンピック選手になった気分です)
そんな思いをエネルギーに変えてくれたのは
これまで出会った生徒たちとの時間でした

弾けるようになった生徒たちと一緒に喜んだこと
上手く弾けない子どもに感情的になってしまいお母さんからお叱りを受けたこと
我が子が受験期に「うるさいっ!」と大喧嘩をしたこと
15周年にサプライズで演奏をしてしてくれたOBOGたち

私にはこんなにたくさんの財産がある!
ドキドキがワクワクに変わっていきました

「今を大切に」と最近言われることが多いですが
こんなときに「これまでの経験や思い出はエネルギーに変えてくれる」ことを感じました

そして
締め切り3日前に応募することができました

やがて・・・

結果が届きます

入賞とはいきませんでしたが
「優しさと温かさ、そして穏やかな気持ちが伝わるアレンジと
一音一音大切に演奏されている姿勢」
という想像以上の言葉への喜びと
思いが届くんだという確信をもつことができ

涙が出そうでした

そして
ここまで支えてくださった方々の表情
自分なりの忙しさを駆け抜けてきた時間
創作と練習で費やした私自身への誇り
涙は自然と流れていました

秋のセミナーでここまでのお話をする機会がありました
コンクールに応募したアレンジ曲と秋らしいピアノ曲を
感謝を添えて演奏させていただきました

その翌日
ドラマがさらに展開していきました

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