「できるようになる」ということ

オレ、やっぱりムリかもしれません
ゆうきさん(仮名)が2回目のキャリア相談で俯いて言いました
3ヶ月前は
「しんどいけど、教えてもらわないとできるようにならないから、先輩方の指導についていってみます」
と、話していたのですが…
とにかくオレは未熟で直すとこ、いっぱいあるからがんばってきたんです
だいぶんできるようになってきたと思うけど
細かいことまで言われるようになって
これ、意地悪?ハラスメント?
オレ、もうやってらんないっす!って思わず言いそうになります!
基本的な「型」は仕事の中で身につけていく
ゆうきさんの業界はかなり要求度が高いので耐えられず辞めていく若者も多いようです
入社してようやく半年
さてどうしたもんでしょうか
自信を持ってできるようになったことは?
もう一息でできそうなことは?
まだまだだなって思うことは?
先輩方に言われる細かいことって?
前回作成した表に今の自分を書き足していきます
確かにできるようになったことが増えているのがわかります
ゆうきさんはちょっとホッとしていました
一番上に書いた「なりたい自分」「目標」を眺めながら
「確かに成長してるか、オレ」
と呟きました
「できるようになった」というのはどういうことなんだろうね。
そして、先週3回目のキャリア相談
ガンバってやれそうです!
意気揚々として入ってきました

実は…
先輩たちがブースで打合せしているのが聞こえたんです
多分、わたしが帰ったと思っていたんだと思います
わたしのこと、「よくなってきたよね」って褒めたり認めたりしてくれて
次はここをもっと話さなきゃとか
この仕事はさせてみようとか、じゃあそれは私と組むのがいいかなとか
こんなに愛情を持ってわたしと接してくれていたのかと知って、本当にうれしかったです
直接言ってくれればもっとうれしいのですが・・・
それと、話を聞いていて分かりました、
「できるようになる」ということが!
「無意識でできること」なんですね
何事も自然体でできるようになって初めてモノになる
「意識してする」ではなくて「無意識になる」というところまで高めることが大事なんですよね
その後も言いたいことを言うだけ言って
ゆうきさんは帰りました
ちゃんと「わたし」って言ってたなぁ~
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